設置主体と給料

公立病院より民間病院のほうが、「額面」(税込給与額)が高い傾向がみられます。
しかし「基本給」で見ると、全般的には、公立病院の方が高い傾向にあるようです。
民間病院は、勤務帯や所属部署による手当の違いでプラスされる部分が多いと考えられます。
「額面」を重視するか、ボーナスや退職金の基準となる「基本給」を重視するかは、人それぞれだと思います。
ただ、もう一つ考えたいのが、退職後の生活に関係するお給料以外の要素です。

■退職後にあらわれた大きな違い!
公立と民間の大きな違いは、じつは年金にもでてきます。
年金保険は在職中から病院と勤務者が折半で積み重なっていますが、民間の場合は、「厚生年金」、公務員の場合は「共済年金」となります。
この共済年金には、国費から支給される「職務加算」というものがつきました。
基本給の違いもさることながら、この「上乗せぶん」が以前は年金に差をつけていたのです。

■公務員=安定ではなくなる!?!?
しかし、この職務加算は2010年度に廃止され、保険料率も今後は厚生年金と共済年金が統一される方向です。
さらに自治体がそれまで所有していた病院の運営を民間に委譲する動きもあり、公務員と言っても以前のように安定した環境とはいえなくなってきているのが現状です。

・公務員の「共済掛金」は共済年金の保険金。「厚生年金」と同じようなものです。
共済年金には保険料率や職務加算など、民間にはないメリットがあります。
しかしさまざまな改革でこれらのメリットは廃止される傾向にあります。